『Yuko Murata』

【書  名】Yuko Murata
【著  者】ムラタ有子
【テキスト】原田環 中山真理
【造本設計】永井裕明(エヌ・ジー)
【企画編集】カワイイファクトリー
【発  行】トゥルーリング
B5変型 タテ225×ヨコ170mm, 192ページ, カラー, 85作品収録, 英語 (日本語対訳付)
■特装上製版150部限定,(表紙3種) 署名入りオリジナルリトグラフ付、革装、ふくらまし製本、背箔押し ISBN978-4-9905281-1-9 32,000円 (税別)
第45回造本装幀コンクール「日本印刷産業連合会会長賞」受賞
■ソフトカバー版3,800円(税別)ISBN978-4-9905281-0-2

ムラタ有子は、観光写真や図鑑、動物園のパンフレットなどにある無人の風景や動物を独特のタッチと色彩で描き、ポスト奈良美智世代の画家として近年注目を集めています。本書は彼女のはじめての作品集として出版されました。
彼女が描く動物は、ただかわいらしいだけでなく捉え所のない表情を浮かべ、人間と自然や動物の間に生まれる距離感のような不思議な感覚を観る者に与えます。
本書に登場する風景は、どこでもない場所を探してさまよう旅の途中の風景。そして動物たちは旅の途中で出逢うよそよそしい住人たち。『Yuko Murata』を編集するにあたり、 そんな仮説をたてて作品を編んでみました。それゆえに本書は、架空の旅の本でもあります。ページをめくりながら、そこに現れる風景や動物たちとの出逢いを楽しみながら、ムラタ有子の世界を味わってください。

【著者紹介】むらた ゆうこ
 1973年 神奈川生まれ。1995年セツ・モード・セミナー卒業後、2002年より作家として活動。動物や風景をモチーフに、独特な間を生み出す作品が評価され、国内外問わず注目されている画家。PolarisのCDジャケットや『こどものとも0.1.2. 2006年1月号 これ なーんだ?』(のむらさやか文)の挿絵、ファッションブランド、エ・ヴゥのコレクションDMのイメージはじめ、最近では『文芸ブルータス』の表紙などを手掛けたことでも知られる。また『こどものとも0.1.2. 2006年1月号 これ なーんだ?』(のむらさやか文)の挿絵も手がける。近年の主な個展にGallery Hyundai(ソウル、韓国 2012年)、 Gallery SIDE 2(東京 2012、2010年)、Inman Gallery(ヒューストン、テキサス 2010年)、主なグループ展に「Pere Llobera, Yuko Murata, Jacco Olivier」Gallery Hidde van Seggelen(ロンドン 2012年)、Inauguration exhibition, Yusto / Giner(マラガ、スペイン 2012年)、「Pathos and Small Narratives: Japanese Contemporary Art」小山登美夫キュレーション、 Gana Art Center(ソウル、韓国 2011年)、「Everything must go」Casey Kaplan(ニューヨーク 2011年)など。※2012年現在の情報です。

 
本書の取り扱い場所
ソフトカバー版のみ:往来堂書店、 丸善丸の内本店長崎書店森岡書店
 
関連サイト
 
 

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