ふたりについて
日本を代表するジャズサックス奏者にしてミジンコ研究家の坂田明。
ロンドンを拠点に活動する現代美術作家にしてミュージシャンの中島吏英。
ふたりは2015年、フランスのミュールーズで毎夏開催されているメテオ・マルハウス音楽祭で偶然出会い、2016年以降、国内外で共演してきました。
私たちTrue Ring が中島さんの「おとになる」を刊行して以来、何度か経験したこのふたりのライブは適当なようでいて真面目。ゆるりと始まるけれども緊張感が心地よい。
夏の夜、涼しくて気持ちのよい空間で聞いてみたいと思い立って、渋谷の素敵なバー、Li-poでの開催を企画しました。
どんなライブなのか?
中島吏英は空き缶やお椀、ホース、ビー玉などの小さなオブジェと乾電池で動く自作のモーターを組み合わせ、床の上に配置していきます。それらは動き、音を出す彫刻であり楽器です。
坂田明のサックス(時々クラリネットも)とそれらが奏でる音が連なり、集積していく.
そのうちにこれはジャズなのか実験音楽か、とかはどうでもよくなり、音が楽しいから音楽なのだとみんなで微笑んでいる。そんな時間です。
坂田明×中島吏英 ライブパフォーマンス おとになる
日時:2022年8月7日(日) 開場 18:30/19:00 開演
会場:Li-Po 東京都渋谷区渋谷3丁目22-11サンクスプライムビル4F-A (渋谷駅スクランブルスクエアより徒歩2分)
料金:3,500円+オーダー(別途)
ご予約・お問い合わせ:Li-Po http://li-po.jp/?page_id=5385
坂田 明:1945年、広島県呉市出身、広島大学水産学科卒業。72年~79年山下洋輔トリオに参加、80年より「Wha ha ha」「SAKATA TRIO」を結成しヨ-ロッパツア-を皮切りに独立。以後様々なグループの形成解体を繰り返しながら世界中をあちこちぐるぐるしながらあれこれして今日に至る。
中島吏英:アーティスト。ロンドン在住。日用品とキネティックな仕掛けを組み合わせ、音楽と彫刻の融合を試みる作品で知られ、ヨーロッパを中心に世界各地で展示やパフォーマンスを発表する。
『おとになる—30個のオブジェと10分の音』はカワイイファクトリーオンラインショップ、神保町「PASSAGE」で購入いただけます。https://shop.cawaiifactory.jp/collections/book/products/becoming-sounds
■2022年8月5日追記
中島吏英がコロナ陽性となったため、誠に残念ながら8月7日(日)のイベントを延期させていただきます。楽しみにしてくださった皆様にお詫びします。
延期の日程については、後日あらためてお知らせいたします。
少し先になりそうですが、Li-Poでのパフォーマンスにひきつづきご興味をもっていただけますと幸いです。
坂田明×中島吏英のライブパフォーマンスは
8月21日(トラノコカフェ、久留米)
8月22日(アートスペーステトラ、福岡)
8月23日(KUスタジオ、門司)
9月3日(器や韋駄天、東京)で開催予定です。
詳細については各会場にお問い合わせください(ただし9月3日は予約が定員に達しています)。
中島さんの早いご回復をお祈りしています(重症ではないようです)。
直前の延期のお知らせをあらためてお詫びします。