
【書名】Fukushima—福島県双葉郡楢葉町1998ー2006—
【著者】市川勝弘
【造本設計】永井裕明
【企画編集】カワイイファクトリー|原田環+中山真理
【発行】トゥルーリング
A4変型 タテ225×ヨコ270mm, 96ページ, カラー, 41作品収録, 日・英バイリンガル
定価 2,000円(税別) ISBN978-4-9905281-2-6 2011年12月25日発売
米をつくり、牛の世話をし、畑の野菜を育てる。
夏の花火遊び。たわわに実る庭の柚子。正月のどんと焼き。
写真家・市川勝弘が、妻の実家に帰省するたびにカメラに収めた暮らしの風景は、日本の平凡な風景、平凡な日常そのものです。しかし、2011年3月11日の震災を機にすべては一変しました。
この家は福島第一原子力発電所の周囲20キロ圏内にあるため、一家は家を離れざるを得なくなったのです。
この町に戻ること、この家に帰ることは、今のところ誰にもできません。
いつ帰れるのかもわかりません。
原発が奪った日常の日々を、私たちが失った風景をこの本に収めました。
【著者紹介】いちかわ かつひろ
1955年 静岡県浜松市生まれ 専修大学法学部卒 六本木スタジオに約2年在籍.坂田栄一郎に約6年師事.1986年独立.主な個展に「ありがと、ね。-Vol.1」(2005年,浜松ザザシティ),「エゴ ノ キ」(1994年,スパイラル, 東京)など.主な写真集に『goma』(私家版, 2008年),『エゴ ノ キ』(六耀社, 1994年)など.
主な受賞にニューヨークADC銀賞(1996年),ニューヨークADC金賞(1995年)などがある.
主な受賞にニューヨークADC銀賞(1996年),ニューヨークADC金賞(1995年)などがある.